お互いに接点のない二人の男の子
K君7歳とM君6歳は共のASDと知的の障がいがあります。
二人とも時を同じようにして 当サロンへ通うようになりました。
再確認ですが二人に接点はありません♪
当サロンではこれまで延べ400人は障がいを持った子供や成人のカットをしてきましたので
二人と同じような行動をするお子さんもいますがこの二人は性格が違うので動作などは違いますが必ずやる同じ行動があります。
私は発達障がいを持つお子さんの特性を理解する為にNPO法人セルが主催する理美容師向けのセミナー「発達障がいの特性理解とサポート研修」を受けます。
その中で学んだ事に「好むもの」を取り入れる
もちろん人によって「好むもの」は違いますが当サロンでは
YouTubeで動画が観れたり
オモチャで遊んだり
ご褒美のお菓子がもらえたりします
カット終了後の「お菓子のご褒美がもらえる」がこの二人の類似した行動があります。
発達凸凹さんは毎回電話や公式LINEでの予約が必要になりますが、この二人は毎回次回の予約もしていく中でもほぼ同じサイクルでやってきます。
入店したら最初にお菓子の入った箱を開けて蓋を開けるとお母さんからは「まだ駄目よ? 終わってからよ」と言われますがきっと本人にしてみたら「お菓子があるのを確認」しているんではないかと思います。
入店して お菓子の蓋を開けて中味を確認
椅子に座れるようにもなりました。
カットクロスが巻けるようになりました。
発語がないのでしゃべると言うより 唸っているようにも聞こえるけど
本人なりのコミュニケーションではないかと思います。
お母さんからは 「そろそろ、髪が切りたいのか髪が伸びた」そんな表現や行動があるそうです
この二人のお母さんから同じことを聞きます。
初めは髪を触るのにも抵抗していた二人は今では自分から髪を切りに行こうと親にせがむようになったことを聞いて
子どもの成長をその保護者と一緒に共有できることに本当に感謝でしかありません。
そして最後は卒業という形で次の環境で成長してくれることを願わずにはいられません