いつもブログを観て頂きありがとうございます。
今回はお店の紹介ではなく私（ハンガイ）が普段お店で電話での予約や問い合わせの時の話しをさせていただきます。
「発達凸凹さん ヘアーサロン」このサイトに掲載されているサロンは「発達障がいの特性理解とサポート研修」を受講する事が掲載の条件になっております。
ASD（自閉症スペクトラム）、AD/HDなどの発達障がいや知的障がい、ダウン症などの障がいがある事で髪を切ってもらえるお店がないと言う理由で【発達凸凹さん ヘアーカット】では研修を受けた理美容師を繋ぐ活動をしておりますので、自閉症、AD/HD,
知的障がい、ダウン症の勉強やカットのやり方などもお伝えしておりますが時に重要視しているのが、研修の中でアセスメントを取る事の重要性を何度となくお伝えしておりので少し自分のエピソードをお話しいたします。
うちのお店への連絡方法は電話とLINEからの問い合わせがあります。
電話での問い合わせですと５分以上かかる時もありますが、一番お伝えしているのは
「わが子に障がいがあるから髪が切れない」から髪が切れない・・・ではないという事です。
３歳４歳くらいに初めてヘアーサロンで髪を切るお子さんが多いのですが、保護者の方から
「うちの子は障がいがあるから嫌がる」っと言うものですのでお答えしていますが
「３歳、４歳の子供なんてみんな嫌がりますよ？ 自分のときはいかがでしたか？」
そんな会話から始まる事が多いですが、話しをして中で多いのが他のお客さんが気になる保護者の心情です。
子供が 泣く、叫ぶ、動き回る、美容師が嫌がる（心無い言葉も・・）などまずは保護者の方が安心して来れないといけないと考えてます。
うちのお店の場合ですが初めて来店される凸凹さんは１時間いただくことをお伝えします。
お子さまもですが僕も初めてのお客様ですし、障がいがあるのでしたらその特性やお子さまの性格もわからないまま
いきなりカットをする事はできません。
多くのお子さんはここでは髪を切る場所でありそれをするおじさんがいる事を覚えてくれます。
動画が好き、オモチャが好き、終わったらご褒美があるなど理由は様々ですが時間がかかっても出来るようになる事をお伝えしています。
なによりも保護者の方と目的を共有する事が大事だと考えておりますので、そして遠方から来る方には
ご足労をかけますがお子さんが慣れるのが一番なのでルーティンを作って通ってもらいますがゴールは地元の理美容室で髪をが切れる事などを来店された１時間の中でお話しをします。
お子さまの好き嫌いでしたり興味関心こと、園から小学校や放課後デイなど環境が変わったことでの変化などは重要な要素になってきます。
そんな話しをしている間はお子さんを放置しまま何をしても構わない事を保護者には伝えます。
危ない事は自分がダメといいますが初めての場所で何に興味があるのか、その行動などを知る為ですので物が壊れることもありますが想定内にしてあるので気にしないでもらってます。
お子さんや保護者の方の緊張がほぐれたころ合いを見ていよいよカットに入りますが保護者の方にも手を握ってもらうなどお手伝いをしてもらいますが危険な部位とくに耳廻りは安全を考えると多少押さえないと怖いのですが激しい抵抗があると力も入りますので見ている保護者が心が苦しい時は遠慮なくストップをかけて欲しい事をお伝えしています。
逆にこれ以上は髪を切る事が恐怖になってしまいそうだと判断したらこちらから終わる事もある事を最初にお伝えしてます。
アセスメントシートはアンケートではないのでお子さんの将来を考えた保護者と一緒に考える為のものでないといけないと思っておりますので 【卒業】 する時までの計画書になったらいいなと考えています。
